ウエスタンデジタル、会社分割に関する最新情報を発表

広範囲に及ぶ分割手続きは順調に推移
フラッシュメモリーとHDDの各新会社の主要経営幹部を任命

サンノゼ カルフォルニア州 - March 05, 2024

ウエスタンデジタル コーポレーション(NASDAQ:WDC)は本日、以前発表した2つの独立した上場会社への分割計画に関する最新情報を明らかにしました。2024年下半期に向けて、グローバル法人の設立、新会社への顧客およびサプライヤーとの契約の譲渡、公的な提出書類の最終準備、分割後のHDD事業会社およびフラッシュ事業会社の最初の経営幹部任命など、主な会社分割プロジェクトが完了に向けて大きく前進しました。

2023年10月30日、ウエスタンデジタルは、HDD事業とフラッシュ事業を分割し、各市場に特化した戦略的焦点を持つ2つの独立した上場会社を設立する計画を発表しました。これにより、各フランチャイズがより競合優位性を保ち、革新的なテクノロジーと製品を開発、他に類を見ない成長機会を活用し、それぞれのリーダーとしての地位を拡大、さらに独自の資本構造でより効率的に運営できるようになります。

分離独立した戦略を実行することは、株主価値を創造し、事業の長期的な成功を促進する上で極めて有利に働きます。当社は、市場をリードするポートフォリオを構築し、フラッシュメモリーとHDD製品という個別の事業の立ち上げや過去数年間にわたる運営能力の確立などにより、それぞれの事業の運営効率を高めることで、すでに重要な基礎を築いています。今日、各事業は、強力な製品ポートフォリオ、運営、財務面における強力な経営陣を擁しており、単独で成功するための揺るぎない立場を確立しています。

分割プロセスの現状としては、予定通りに手続きを完了させるために欠かせない広範なプロジェクトで大きな進展を遂げています。現在、ウエスタンデジタルの分割チームは、事業拠点のある18か国に法人を設立し、独立会社の財務モデルを準備し、SECおよびIRSへの申請書類の最終準備を完了し、グローバルな顧客およびサプライヤーの契約譲渡プロセスを実施し、両社の全社的な組織体制を構築しています。

ウエスタンデジタルのCEO David Goeckeler(デービット ゲックラー)は、次のように述べています。「本日の発表は、10数か国にまたがり、コンシューマ向けデータストレージ技術ブランドから、プロのコンテンツクリエイター、世界有数のデバイスOEM、そして最大手のクラウドプロバイダー向け製品までを対象とした、非常に複雑な手続きの完了に向けて重要な段階に至ったことを明らかにするものです。フラッシュメモリーおよびHDD事業において市場をリードする各独立企業への移行を確実に成功させるために、分割チームがこれまでに成し遂げてきた分離準備基盤の構築における卓越した仕事にとても満足しています」。

また、ゲックラーが本日付けでフラッシュ事業会社のCEOに任命されたことにより、経営陣の編成も順調に進んでいます。

「ウエスタンデジタルの両事業は、分割が完了すれば、それぞれの市場で素晴らしいビジネスチャンスを追求する戦略に注力し、リソースを投入することになりますが、フラッシュメモリー事業は、市場成長の可能性と、創造的破壊をもたらす新たなメモリー技術の開発という素晴らしい可能性を秘めています。スピンオフチームの次の展開が楽しみです」とゲックラーは付け加えています。

現在、ウエスタンデジタルでグローバルオペレーションのエグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるIrving Tan(アーヴィング タン)は、ウエスタンデジタルとして事業を継続する独立HDD事業会社のCEOに就任します。

「2年前にウエスタンデジタルに入社して以来、アーヴィングはグローバルオペレーション組織の変革に多大な影響を与え、HDD事業の運営に不可欠な役割を担ってきました」とゲックラーは述べています。「アーヴィングは、グローバルな視点、多様な洞察力、業界の深い専門知識を駆使してリーダーシップを発揮しており、分割完了時に、彼がウエスタンデジタルの最高経営責任者となることに、全幅の信頼を置いています」。

本日発表された役員人事は、慣習的な条件が満たされた後に計画された分割が完了することを条件とし、その時点で有効となります。両社におけるその他の役員人事は、後日決定次第発表する予定です。ウエスタンデジタルは、主要プロジェクトの進捗に応じて、分割プロセス全体にわたる最新情報を継続してお伝えします。

デービット ゲックラーについて
デービット ゲックラーは、ウエスタンデジタルのCEOで、取締役会のメンバーです。

ゲックラーは、2020年3月にウエスタンデジタルに入社して以来、業界をリードするデータ・ストレージメーカーである同社の変革に注力してきました。世界のデータの1/3以上がウエスタンデジタル製品に保存されていることから、同社のソリューションは、私たちが日常的に使用するデバイスからエッジ、クラウドの基盤に至るまで、あらゆるレベルでイノベーションを促進しています。同社は米国とアジアで幅広く事業を展開しており、世界中に5万人以上の従業員がいます。同社のブランドであるSanDisk、SanDisk Professional、WD、WD Black、およびWestern Digitalは、その革新性、パフォーマンス、品質により世界に広く認められています。

ゲックラーは、米国半導体工業会(SIA)の取締役兼副会長と、クラウドベースの人的資本管理ソリューションを提供する総合的なグローバル企業であるADP社の取締役を務めています。また、全米商工会議所の米日経済協議会の副会長、およびイリノイ大学工学部の客員理事も務めています。

アーヴィング タンについて
アーヴィング タンは、ウエスタンデジタルのグローバルオペレーションのエグゼクティブ・バイスプレジデントを務めています。彼は、製造事業、調達とサプライチェーン、ITなどの、すべてのグローバルオペレーション機能を統括しています。

卓越したリーダーとして広く知られているタンは、セールスとグローバルオペレーション、市場の推移、顧客と政府のダイナミクスにおいて、数十年の経験があります。ウエスタンデジタルに入社する前は、Ciscoのエグゼクティブバイスプレジデント兼オペレーションのグローバルチーフを務め、セールス、エンジニアリング、サプライチェーン、サービスなどのすべてのコアビジネス部門において、生産性向上とイノベーションによる成長を目標とした事業戦略の策定と実施を統括していました。

タンは、Stanley Black & Deckerの取締役会、シンガポール経済開発庁、PSAインターナショナルのメンバーです。さらに、政府や業界パートナーに対して、テクノロジーを使用した革新と変革についてのアドバイザーも務めてきました。

■ウエスタンデジタルについて
ウエスタンデジタルは、データを活用し、データの持つポテンシャルを解き放つという使命を担っています。フラッシュとHDDにおいて、メモリーテクノロジーの進歩に支えられ、私たちはブレークスルー・イノベーションと強力なデータストレージ・ソリューションを生み出し、その願いを実現できるようにします。そして私たちの価値観の核心として、切迫する気候変動に立ち向かうために、Science Based Targetsイニシアチブにより承認された壮大で高い炭素削減目標に一丸となって取り組んでいきます。ウエスタンデジタルおよびWestern Digital®、SanDisk®、WD®ブランドの詳細については、https://www.westerndigital.com/ja-jp をご覧ください。

将来の見通しに関する記述:
このプレスリリースには、連邦証券法で定義される将来予測に関する次の記述が含まれています。分割手続きの最終的な形式、タイミング、およびその他の特性に関するものを含む、当社のHDDおよびフラッシュ事業の分割計画の結果と影響に対する期待、主要なマイルストーンを達成し最終的に分割手続きを完了する能力、分割した事業の長期的な業績、市場での位置付け、機会、製品ポートフォリオ、業務効率および成功、事業分割による株主価値の創造、分割した事業の業務および財務のリーダーシップ、データストレージ業界における当社の事業の位置付け、技術および製品開発を実行する能力、新しいメモリー技術の開発、分割した事業の経営陣。

これらの将来に関する記述は、経営陣の現在の期待に基づいており、実際の結果が将来の見通しに関する記述で表現された、または暗示された結果と著しく異なる結果となり得るリスクと不確実性が含まれることがあります。将来予想に関する記述に表明または示唆される結果が実際の結果と大幅に異なる原因になり得る次のような主なリスクおよび不確実性が含まれています:HDDおよびフラッシュ事業の分割の実施に伴う運営上、財務上および法的な課題と困難、取締役会による分割の最終承認、資金調達の可能性、最終的な文書の締結、監査済みの財務報告および必要な申請書類の完成、特定の第三者からの意見および/または裁定の受領、必要な最終手続き条件をタイムリーに満たす能力、世界経済情勢の不安定性、インフレーション、金利の上昇と景気後退、世界的な健康危機への今後の対応とその影響、ビジネスおよび市場状況の影響、NANDおよびHDD市場のマクロ経済状況、発表された分割取引の影響(お客様とサプライヤーの関係、規制および契約上の制限、株価の変動、経営陣の注意が継続的な事業運営や機会から逸れることなど)、競争力のある製品と価格設定の影響、新しいテクノロジーに基づいた製品の開発と導入、新しいデータストレージ市場への拡大、コスト削減の取り組み、再編、買収、事業分離、合併、ジョイントベンチャー、当社の戦略的関係に関連するリスク、製造またはその他のサプライチェーンの混乱における困難または遅延、主要な従業員の雇用と維持、当社の債務およびその他の財務上の義務のレベル、主要顧客との関係の変化、サイバーセキュリティインシデントまたはその他のデータシステムセキュリティリスクによる侵害、損傷、または中断、競合他社による行為、国際紛争、テロ活動、法律および規制要件の遵守および法的手続きの結果に関連するリスク、2023年8月22日に証券取引委員会(以下「SEC」)に提出されたForm 10-Kの年次報告書、2023年11月7日および2024年2月12日にSECに提出されたForm 10-Qの四半期報告書を含むSECへの提出書類に記載されている、注意が必要なその他のリスクおよび不確実性。これらの将来予想に関する記述は、現時点での予測を述べたものであり、過度に依拠すべきではありません。また、当社はこれらの記述を更新または改定し、法律で義務付けられている場合を除き、新しい情報や出来事を反映する義務を負いません。

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