アカデミックコラボレーションからイノベーションを推進

Western Digitalは業界コンソーシアムにも参加しています。このコンソーシアムでは、Western Digital特有のニーズというより、業界全般にわたる課題と機会に焦点を当てた研究プロジェクトを出資対象としています。業界リーダーであるWestern Digitalにとって、コンソーシアムへの参加は重要な活動です。コンソーシアムでの研究結果は、研究プログラムのすべてのメンバーとスポンサーに公表され、参加企業が社内の技術開発の方向性を決定するのに役立ちます。

コンソーシアムでの研究は、メンバーの開発製品への搭載が将来期待される新しいテクノロジーの調査に主な焦点が当てられています。各メンバー企業は、研究プロジェクトが自社の長期的な技術計画に合致するかどうかを独自に評価し、技術実装への道筋を立てる必要があります。コンソーシアムのすべてのメンバー企業がメリットを得られるように、プロジェクトは慎重に選定されます。

Western Digitalでは、大学の研究者がWestern Digitalのチームに加わり、研究プロジェクトに参加できるインターンシッププログラムを立ち上げました。インターンプログラムは、参加者が夏の間中、プロジェクトに没頭できるように組まれています。Western Digitalの技術者と研究者は、インターンプログラムの基準に合致するプロジェクトを定義する必要があり、夏期プログラム中に達成できるように、プロジェクトの範囲と期間を設定する必要があります。インターンはWestern Digitalにいる間メンターと緊密に連携し、定義されたプロジェクトを実施して、インターン活動で得られた学びと成果を詳細に記した最終レポートを完成することになります。

Western Digitalでは、参加者が業界の業務を垣間見る機会を得て、実地体験で教育を締めくくるサポートをすることで技術者や科学者を育成する責任があると考えています